身体のメンテナンスはなぜ大切?|今ある身体を大切に使うということ

2026/09/08
朝のやわらかな光が差し込む洗面所。白い洗面台のそばに歯ブラシやタオル、グリーンが置かれた、日々の身支度と身体のメンテナンスを感じさせる穏やかな風景。

先日、歯医者さんへメンテナンスに行ったときのことです。

そこで、ちょっと驚く数字を目にしました。


スウェーデン 90%
アメリカ 80%
日本 2%

定期的に歯科のメンテナンスを受ける人の割合として紹介されていた数字です。

「日本、2%?」

あまりの違いに驚きました。


気になって調べてみると、この数字は自治体の広報などでも紹介されていました。
ただ、元になった一次資料までは確認できないようです。


また、現在の日本では歯科健診を受ける人も増えていて、厚生労働省の2024年の調査では、過去1年間に歯科健診を受けた人は63.8%でした。

「歯科健診」と「定期的なメンテナンス」は同じものではないので、単純に数字を比べることはできません。


それでも、歯医者さんでこの数字を見たことをきっかけに、私は「メンテナンス」について考えるようになりました。


若い頃は、メンテナンスなんて考えていなかった

若い頃の私は、今ほどメンテナンスを意識していませんでした。

歯が痛くなったら歯医者さんへ行く。
身体がしんどくなったら、何とかする。


元気なときに、わざわざ時間を取って手をかけるという発想が、あまりなかったように思います。

「忙しくて行けない」と思っていたけれど、本当にそうだったのでしょうか。

もしかすると、そもそも「行こう」と思っていなかったのかもしれません。


もう、これ以上歯をなくしたくない

コロナ禍には歯医者さんへ行きにくい時期が続き、その間に歯の状態が悪くなりました。

そして今、思います。

もう、これ以上歯をなくしたくないなぁ。

なくしてしまってからでは、戻らないものもあります。

だから今は、悪くなったときだけではなく、何も起きていないときにも診てもらう。

今ある歯を、できるだけ大切に使っていきたいと思うようになりました。


身体も、同じなのかもしれない

以前、

「股関節の手術をすることになったんだけど、どうにかならない?」

と聞かれたことがあります。

でも、それは私のサロンでどうにかできることではありません。医療が必要なことは、医療の領域です。


そして、日頃からメンテナンスをしていれば病気にならない、手術をしなくても済む、という話でもありません。

身体を大切にしていても、病気になることはあります。
年齢とともに変化することも、自分ではどうにもできないこともあります。


それでも、身体を大切に使うことはできる

未来のことは分かりません。

でも、今ある身体を大切に使うことなら、できるのではないでしょうか。

疲れや違和感に気づく。
必要なら医療機関を受診する。
身体を整える時間をつくる。

そして、自分に合った方法でメンテナンスする。


歩けること。
仕事ができること。
出かけられること。
行きたいところへ、自分の足で行けること。

そんな「今できていること」を、できるだけ長く続けたいと思います。

メンテナンスは、未来を保証してくれるものではありません。


それでも、

今あるものを、大切に使っていく。

そんなふうに身体と付き合っていくことはできる。

歯医者さんで見かけた数字から、そんなことを考えました。


※「スウェーデン90%・アメリカ80%・日本2%」という数字は、歯科の定期健診率として自治体広報等でも紹介されていますが、国立国会図書館のレファレンス調査では、その根拠となる一次資料を確認できなかったとされています。
そのため、本記事では歯科医院で目にした情報として紹介しています。

※厚生労働省「令和6年 歯科疾患実態調査」では、過去1年間に歯科健診を受診した人の割合は63.8%と報告されています。
「歯科健診」と「定期的なメンテナンス」は定義が異なるため、上記の数字との単純比較はできません。