三賢者の贈り物:フランキンセンスとミルラの香り 京都伏見アロマサロンアンジェリカ

2024/12/25

京都伏見アロマサロンアンジェリカです。

小さい頃母の帰りが遅い日に教会に預けられていた私は、クリスマスに三賢者の役をお芝居でしたことを思い出しました。
今思えばそのころは乳香や没薬のほうに興味を持つなんて思ってもいませんでした。

では今日は素敵なクリスマス
そんなお話を書いてみますね。
 


クリスマスに関連する「三賢者(東方の三博士)」の物語は、新約聖書のマタイによる福音書(2章1-12節)に記されています。
このお話は、イエス・キリストの誕生にまつわる象徴的なエピソードで、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)が登場することでも有名です。

🌟三賢者の物語

三賢者の訪問
三賢者は「東方から来た占星術の学者」とされており、星を読み解く能力を持っていました。
彼らは特別な星(ベツレヘムの星)に導かれ、ユダヤの新しい王(イエス)の誕生を知ります。
賢者たちはエルサレムを経由し、ヘロデ王と会話した後、ベツレヘムで幼子イエスを見つけました。そして、イエスに贈り物を捧げます。

三つの贈り物
賢者たちはイエスに以下の三つの贈り物を捧げました:

黄金(Gold): 王の象徴で、イエスが王として生まれたことを表します。

フランキンセンス(乳香, Frankincense): 神への礼拝に用いられる香料で、イエスが神聖な存在であることを示します。

ミルラ(没薬, Myrrh): 防腐剤や治療に使われる香料で、イエスの人間性や、将来の苦難と死を予見させる象徴とされています。

🌟フランキンセンスとミルラの背景

フランキンセンス(乳香)
フランキンセンスは、樹脂を乾燥させたもので、古代では宗教儀式や瞑想、治癒に使われました。特に清浄化や精神の集中を助ける香りとして尊ばれています。
また、抗炎症作用や免疫調整作用があることから、アロマセラピーでは呼吸器系の不調や心を落ち着かせるために使用されます。

ミルラ(没薬)
ミルラも樹脂から作られ、古代エジプトや中東では薬用や防腐、香油の材料として使われました。
その温かくスパイシーな香りは、心を癒し、傷の回復を助けると言われています。
アロマセラピーでは、肌の修復や心の安定をもたらす効果が期待されます。

🌟クリスマスと香りの繋がり

クリスマスは、ただの贈り物の交換ではなく、三賢者の贈り物が象徴する「神聖さ」「人間性」「王の尊厳」を思い出す機会でもあります。
フランキンセンスやミルラはその象徴であり、これらを用いたアロマやキャンドルで、クリスマスをより深い思いで迎えるのも素敵ですね。