アロマテラピーは個人差が大きいですが、それは効果がないわけではありません。
香りに対する反応は個々の体質や感覚に依存し、同じ香りでもある人にはリラックス効果がある一方、別の人にはストレスを与えることもあります。
このような個人差が、アロマテラピーの効果を一貫して科学的に証明する難しさの一因となっています。
また、精油の品質もアロマテラピーの信頼性に影響を与えます。
市場には、製造過程で不純物が混入したり、化学的に合成された成分が含まれている偽和された精油が多く出回っていることがあります。
これにより、消費者が期待する効果が得られにくくなったり、健康リスクが生じる可能性があるため、信頼性の高い精油を選ぶことが重要です。
フランスでは精油の品質に基づいて厳格な分類が行われており、医療やセラピーでも利用されています。
このような分類に基づく精油の選び方を見直すことで、より効果的にアロマテラピーを活用できるかもしれません。
主な分類
HEBBD(Huile Essentielle Botaniquement et Biochimiquement Définie)
特徴: 最も高品質とされる精油で、植物学的および生化学的に厳密に定義されています。
植物の種名、化学成分、産地、抽出方法などが詳細に特定され、精油の効果と安全性が科学的に裏付けられています。
使用例: フランスでは、HEBBD精油が医療分野でも使用され、治療やセラピーに幅広く活用されています。
HECT(Huile Essentielle Chémotypée)
特徴: ケモタイプ(化学種)が明確に定義された精油で、栽培環境によって変化する化学成分に基づいて分類されます。
ケモタイプごとに異なる効果を期待できるため、使用目的に応じて選択されます。
使用例: 例えば、タイム精油には「チモール型」や「リナロール型」など異なるケモタイプがあり、それぞれ異なる効果を持つため、用途に応じた選択が重要です。
このように、精油の品質や分類を見極めることが、アロマテラピーの効果を最大限に引き出すカギとなります。
この精油は品質が良いという言葉に盲目的になっていませんか?
でもそれは仕方ないことなのです。
品質が良いと盲目的になる背景には、権威への信頼、高品質への期待、ブランド力、個人的な成功体験、そしてコミュニティや口コミの影響が大きく関与しています。
ただし、盲目的になると、個人の体質や状況、さらには心理的な要因が見過ごされ、量や期間など適切な選択ができなくなることもあります。
そのため、ほかの情報にも耳を傾けてみてください。
特に初心者方には少し学んでほしいなぁと思っています。
当サロンの精油は分類をしている精油です。
適切な量も考えながらお客様のお好み、季節、体質などを考えながらお客様とともに決めいきます。
ぜひ香りをお確かめにお越しくださいね。